中国大連豪遊?ツアー (2005.1.8〜10)   ※長文注意!


* information *
合同企画パート2。かたつむりのサイト「GuruGuruRoom」に、別視点の旅行記がアップされてます。
あわせてご覧いただければ面白いかも?こちらからどうぞ。(別窓で表示されます)

1日目

大連勤務の友達・Tさんを訪ねて2泊3日の旅。
卒業旅行以来の日本脱出でちょっと緊張してたけど、出国審査やセキュリティチェックは事もなく終わり。
地元発着なので空港が空いてるのが素晴らしい。
約2時間半のフライト。機内食、軽食って聞いてたのに予想外に量が多い。
知ってたら、出国前に鱒の寿司おにぎりと蟹味噌寿司(美味♪)食べなかったのに。
←Fishを頼んで鰻が出てくることに衝撃。そして正直美味しくない。冷めきってるし味付け妙だし…!
フライトアテンダントの人に膝の上にゴミを落とされたり、着陸前20分間くらい飛行機が揺れ続けたり、不運続き。

大連国際空港でTさんと合流。相変わらず可愛い〜。市街まで運転手つきワゴン車で移動。
漢字の並ぶ看板に中国らしさを感じたり(「狗肉」と書いてあるのも発見…身体が温まるとのことで食べられているそう)
そうかと思うと、斬新なデザインのビルが建ち並んでいたり、日本・ロシアの統治時代のレトロな建物が残ってたり、
いろんな文化が入り混じった街並みが面白い。
窓からでも写真を撮りたかったけど、外の寒さでガラスが物凄く曇る(拭いてもその水滴が凍る)ので断念。

ホテルはさすが☆5つ、豪華!27階で見晴らしも良し。
Tさんはホテルの長期滞在者フロアに住んでて、キッチン付きの部屋だし魚も飼ってるしで素敵だった。
←時間軸が前後するけど、ホテルの部屋から見た夜景。
荷物を置いて、服を作りに市場へ。服作りプロセスはこちらに詳しく書いたので省略。
中国での買い物は交渉が命!だと、ここでまず学ぶことに。Tさんと店の人のやり取りの迫力に押される。
おかげで値切ってもらえて感謝!

大連名物、海鮮料理の夕食。円卓で食べると中華料理だーと思う(単純)。食材を選んで、料理法をこちらで指定できるシステム。
ウニが1人1個!ぜんぜん生臭くなくて美味しかった。新鮮な証拠?
牡蠣は日本のものよりずっと大きかった。
このほか、シャコを揚げたもの、白身魚を蒸したもの、野菜の炒め物、スープなどを注文。
飲み物は青島ビールと、大連の地ビール「大連純生」。地ビールが飲みやすくて、土産に買いたかったけど見付からず断念。

ホテルに戻る前に、外資系のショッピングセンターに寄り道。バンコクに行ったときもそうだったけど、地元の人が日常の買い物をする店を覗くのは楽しい。
スーパーでお茶の量り売りを発見。ジャスミン茶(大連では最もポピュラーなお茶)、緑茶、烏龍茶やプーアル茶に花茶まで何でもあり。
迷ったけど、祁門(キームン)紅茶一級を購入。50gで7元(1元≒13円)。
日本に帰って某紅茶店のカタログを確認すると、50g450円だった。(同じ等級でも味の違いはかなりあるとも聞くけれど)
これと別に、センター内のお茶専門店で工芸茶も購入。丸く括ってある茶葉(緑茶)に湯を注ぐと、花のように開いて、中から千日香の赤い花が出てくるもの。こちらは50g12元。

ホテルに帰って、Tさんの切ってくれた果物を食べつつ柚子茶を飲み。
Tさんへのお土産に、富山のお菓子と、リクエストのあった日本の雑誌2冊を渡した。 日本の雑誌は、会社の日本人の間で、細かい記事ひとつまで見逃さず回し読みしているのだそう。


2日目

ホテルの朝食のメニューの豊富さに感動したあと、お土産を探しに街へ。
マクドナルドを発見し、ドナルドと写真を撮れて、旅の目的をひとつ達成できた気分。
大連マックには「珍宝三角」という名前のメニューがあった。写真を見た感じではピタパンみたいなもの?
海賊版CDが多く売られている中で、個人的には「木村拓哉ソロCD」にいちばん衝撃を受けた。どんな曲目!?
1人で雑貨を見ていたら、店員さんにじっと顔を見られたあと、「日本人ですか?」と中国語で尋ねられる。
どこで判断したんだろ?と思いつつ、返事の言葉が浮かばず。「ヤー」とか訳わかんないこと言ってしまった。振り返ると恥ずかしい…。
パンダの顔の形の耳当て、中国柄の布製のポーチや携帯ケースが可愛かった。
でも、ここでのいちばんのヒットは淡水パール
淡水パールを絹糸で繋いだものが何百本と吊るしてある中から好きなものを選んで、その場でネックレスやブレスに仕立ててもらえる。
色は白やピンク、ブラックなど様々。大きさも各種揃っていて目移り。 家族の土産用にネックレス(でも共用させてもらう気満々)、自分用に一粒パールのピアスを購入。 加工料はかからないので、もっと凝ったものを作れたら良かったんだけど。(Sさんの作った2連ネックレスは素敵だった)

昼食はシャングリラホテル内の店で飲茶。
今回のお茶は菊花茶。香りがよくてやさしい風味。
海老蒸し餃子や大根餅など、日本でも馴染みのある点心のほか、初めて食べるものもいくつか。
左:海老をワンタンの皮のようなもので包んである。食感がとても良かった。(ただし箸でつまむのが滑って大変)
右:里芋を潰したものに、網春巻の皮のような衣をつけて揚げたもの。コロッケに近い。
かたつむり嬢が、小龍包の汁をこぼさず食べることに気合を入れている様子が可愛らしかった(笑)
デザートは、「ハスマ」(蛙の脂肪)にココナッツミルクを掛けたものにしてみた。
脂肪そのものに味はなくて。ツバメの巣に近い食感。SさんやTさんは「蛙だと思うと食べられない」と言うけど…。
冷たいものと温かいものと1つずつ頼んだけど、冷たい方が食べやすい。温かいと脂肪って感じの舌触りがはっきりするので。

ロシア人街にちょっと立ち寄り。並ぶ建物がカラフル。
土産にロシア風毛皮帽子を買いたかったけど、これだと思うものがなく断念。
Aさんの買った黒いラビットファーの耳当てつき帽子は可愛かった!
途中、海沿いの景色の綺麗な所も走ってもらったのに、車内で熟睡してしまった…。昨日夜更かししたせいか。
高速道路(と言っても歩いてる人がいたりするのだけど)を走り、旅順へ向かう。
旅順に入ると、ロバが荷車を引いていたり、山羊が放し飼いされていたり、大連市街とはがらっと様子が変わる。

203高地に向かう上り口で下車した途端、籠屋(籠に客を乗せて山頂まで上る)の人たち10人ほどに取り囲まれ、熱烈に勧誘されて驚く。
振り切って山道に向かうと、「若いから断られるのも仕方ないな…(Tさん訳)」と言われた。
徒歩でも10分ほどで203高地に着いた。天気がよく、旅順港もよく見えた。(写真)
今まで「歴史上の出来事」として捉えてたことが、100年ほど前にこの場所で、現実にあったことなのだと、ちょっと実感した。

大連への帰り、Tさんの中国語の先生のお宅に寄り、先生のお母さん手作りの水餃子をご馳走になる。
「餃」の字に「交わる」という字が入っていることから、餃子は「人と人とが交わる」という意味のある料理だと教えてもらった。
皮も中身もとにかく美味しい。昼にたくさん食べたので空腹感はあまりなかったのに、食べ始めると止まらない。
大皿に盛られた餃子(写真手前2皿)の量が半分位になると、その皿は下げられて、また温かい餃子が山盛り出てくる。下げた餃子はあとから焼くのだそう。
こちらで頂いたお茶はプーアル茶(写真奥、赤い蓋のポット)。「減肥茶」だと現地の発音で言われたので、たっぷり飲んでおく。と言いつつビールも飲んじゃったけど。 かたつむり嬢は、先生から「(私達のグループの中で)あなたがいちばん中国人のような外見をしている」と言われていた。
帰り際、「また大連に来たいです」と、片言中国語で言ってみたら何とか通じたようで、嬉しかった。
大学で第二外国語に中国語を選択したのが、この旅ではじめて(少しだけ)役に立ったかもしれない。

昨日注文した服を受け取り、仕上がりに満足した後、マッサージ店へ。
「日式(日本式)マッサージ」とのことだけど、上に乗って踏まれたりして、ほんとに日本式!?と思うことしきり。
かたつむり嬢がくすぐったくて笑う声が時々聞こえてきて、こちらはそれで笑ってしまいそうだった。

夕食はパスして、コンビニに立ち寄ってからホテルへ。
コンビニではポッキーのコーヒー味&プリッツのミルクコーヒー味を発見! リプトンのジャスミンティーバックと合わせて購入。
キュウリ味のスナック菓子、海苔味のクラッカーなど気になる商品多数。
ホテル内のお茶屋さんでまたお茶を買う。今日の飲茶ではまった菊花茶を50g10元で。
その場で淹れた緑茶を試飲させてもらい、店員のお兄さんと一緒に写真も撮った。
お兄さんは対応に疲れてるようにも見えたけど…ごめんなさい。


最終日

この日は8時すぎに出発する飛行機に乗り、日本に帰るだけ。 なので早起きしないといけかったのに、見事に寝過ごす。なんとか間に合って良かった;
朝食を食べる時間がなく、パンとヨーグルトをテイクアウトさせてもらって空港へ。
ここでも。中国元を再両替する場所がわからないアクシデントがあったり…。
免税店で会社用の土産探し。Tさんに勧められた、大連名物林檎チョコレートにする。
大連で採れた林檎を、日本のチョコレートでコーティングしたもの。製造元が大連市内なのも確認。
(後日談…なのに、いざ会社で分けようと開いてみたら、個包装の紙に
なぜか日本語で「つまんでリンゴ」と書いてある!!かなり泣きそうだった。 中国に行ったとなかなか分かってもらえないし…)
帰りの飛行機の機内食は、行きよりずっと食べやすかった。
chickenを選んだら具沢山だったのと、料理が温かかったのと。中国で往復分を調理して飛行機に積むので、復路の時間には冷めてしまっているらしい。

大連で買ったもの(+貰ったもの)。左がオーダーした服、右が淡水パール&食品。
右写真の瓶は青島ビール、小袋2つはTさんにもらった八宝茶。左下が問題の林檎チョコレート(笑)


別視点へ(GuruGuruRoom:かたつむりの旅行記にリンク)

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